ガス警報器は設置義務はあるのでしょうか?
ガス警報器は状況によって設置義務があります。
ガス警報器の設置について
契約ガスで違う
まず、契約されているガスが、都市ガスなのかプロパンガスなのかによって異なります。
基本的には都市ガスであれば設置義務はありません。
LPガスの場合はガス警報器の設置義務がある場合があります。
LPガスの設置義務
LPガス法で設置義務について記載されています。
LPガスをお使いで設置義務となる場合は、「3世帯以上の集合住宅」の場合です。
一戸建てにお住まいの場合は、設置義務ではありませんが、設置は推奨されています。
設置義務となる「3世帯以上の集合住宅」ですが、義務でなくなる場合もあります。
- 屋内に燃焼器具がない
- ねじ接続で接続されていて、なおかつ燃焼器に立ち消え安全装置が組み込まれている場合
- ヒューズガス栓で接続されていて、なおかつ燃焼器に立ち消え安全装置が組み込まれている場合
- 常時設置されるわけではないガス燃焼器具
- 浴室内設置
この場合、ガス警報器の設置が義務ではなくなります。
例えば、料理はIHクッキングヒーターで、お風呂はガス、給湯器は外についている場合、「屋内に燃焼器具がない」ため、設置義務ではなくなります。
ビルトインコンロのようにねじ接続で、コンロに立ち消え安全装置が組み込まれていて、屋内で使用する燃焼器がそのコンロだけの場合も設置義務はなくなります。
まとめ
ガス漏れ事故の原因としてあげられることのほとんどは「ガスを消したつもり」「ガス栓を閉めたつもり」「すぐに戻るつもり」のように、うっかりミスです。
ガス警報器はうっかりミスが原因の重大事故を事前に知らせてくれる役割があります。
法的に設置義務がないご家庭であっても、警報機があることで安心してガスをお使いいただけます。