ガスの給湯器と電気の給湯器はどのような違いがありますか?
ガス給湯器と電気給湯器は仕組みから異なります。
ガス給湯器と電気給湯器の違いとは?
ガス給湯器と電気給湯器では仕組み自体が異なります。
それぞれの仕組みをご紹介します。
ガス給湯器の仕組み
ガス給湯器は、必要な時に必要な分だけお湯を作る「瞬間式」です。
「瞬間式」の特徴として、いつでも湯切れがなく、たっぷり使えます。
最近のガス給湯器では、今まで使わずに捨てられていた排気の熱も利用して水を温めています。
その為、従来よりもガス料金を節約し、効率よくお湯を沸かします。
電気給湯器の仕組み
電気給湯器は、電気で水を温めて作ったお湯をタンクに貯める仕組みになっています。
タンクに貯めるということは、使えるお湯の量が決まっているということなので、機種や容量によっては、「湯切れ」を起こします。
最近の電気給湯器は、深夜の安い電力を利用してお湯を沸かして1日分のお湯を貯めます。
湯切れが起こりそうになると、自動的にお湯の沸きましを行いますが、沸かすまでに時間がかかってします。
また、深夜以外に沸きましが発生すると、電気料金が割高になってしまいます。
ガス給湯器と電気給湯器の長所と短所
仕組みをご説明したところで、それぞれの給湯器の長所と短所をご紹介します。
ガス給湯器の長所と短所
ガス給湯器の長所と短所についてお伝え致します。
長所
- コンパクトなタイプが多く、設置場所に困ることが少ない
- 必要な分のお湯を必要な時に使える仕組みのため、お湯切れがない
- 給水管に直結しているため、勢いがある
- 都度沸かしているため、清潔である
短所
- 燃焼しているため、燃焼部分が劣化してしまう
- 機器の寿命が10年程度
- 燃焼する際に、バーナーに炎が点火する音がし、排気のためのファンの作動音がする
電気給湯器の長所と短所
電気給湯器の長所と短所についてお伝え致します。
長所
- ガス給湯器の様に燃焼させる仕組みではないので、劣化しにくい
- 機器の寿命が20年程度
- タンクに一定量のお湯が貯められているため、災害時などに非常用水として使用できる
短所
- タンクに貯蔵されているお湯以上に使用すると、お湯切れを起こしてしまう
- タンクを設置する必要があるため、ガス給湯器以上にスペースが必要
- タンクに水を貯めているため、飲料水には適さない
まとめ
ガス給湯器と電気給湯器の仕組みと、長所短所についてお伝え致しました。
よくご検討いただき、設置をしていただきたいと思います。